著者:大畠明
監修:古田勝久
ISBN978-4-906864-02-7
本書は、自動車業界で進む制御システムのモデルベース開発(MBD)の基礎である制御対象の複合物理領域モデリングについて解説しています。多くの企業では、関係者で共有できる制御対象モデリング環境は未整備なため、物理モデルの共有や再利用の場面では様々な課題があり、なかなかうまくいっていないのが現状です。本書は「物理モデルは物理現象の簡易記述である。」という本質に立ち返り、誰もが一定レベルの物理モデルを作成できる形式的モデリング手法について詳説しています。また、モデル開発者や管理者が日頃感じる疑問や課題に答える1 冊です。モデリングに携わる方の必読書です。
【目次】
モデルとは?
モデルと制御
物理モデリングの落とし穴
複合物理領域のモデル記述の基礎
力学系のモデリング
電気回路系のモデリング
流体系のモデリング
伝熱系のモデリング
化学反応系のモデリング
複合物理領域モデリングのまとめ
情報システムとの統合
物理モデリングツール
モデリング環境構築に向けて
数学の基礎